岐阜県に住んでいると、家の外壁もなかなか過酷な環境にさらされています。夏は暑いし、冬は寒い。場所によっては雪や大雨、湿気も気になりますよね。そんな岐阜の気候に合った外壁工事は、家を長持ちさせるためにとても大切です。今回は、現場で日々外壁工事に携わる私の経験を交えて、岐阜での外壁工事のポイントをお話ししていきます。
岐阜ならではの気候が外壁に与える影響とは
岐阜と一口に言っても、飛騨地方と美濃地方で気候はかなり違います。私が現場でよく耳にするのは、冬場の凍結や雪によるひび割れの相談です。特に飛騨地方のような寒冷地では、外壁材が凍害を受けて劣化するケースが多いんです。一方で美濃地方では、真夏の強い日差しやゲリラ豪雨による防水性能の低下が課題になることが多いですね。岐阜の家は、外壁の痛み方も地域によって実に個性豊かなんです。だからこそ、現場ではその家の「場所」をしっかり考慮して施工計画を立てています。
塗装・張り替え・補修…工事内容は家ごとに違う
外壁工事と言っても、やる内容は家によってさまざまです。塗装だけで済む場合もあれば、サイディングの張り替えが必要なケースもあります。中には、目地のコーキングが劣化して雨水が染み込んでいたなんてことも珍しくありません。私も過去に、見た目はそれほど悪くない外壁の内部が結構傷んでいた現場に立ち会ったことがあります。だから、しっかりとした診断が何より大事なんですよね。最近ではドローンや赤外線カメラでの点検も増えてきて、より正確な状況把握ができるようになっています。
岐阜の外壁工事は長持ち重視で考えるのがコツ
岐阜の気候を考えると、多少費用がかかっても耐久性の高い塗料や外壁材を選ぶのが正解です。例えば遮熱塗料なら、夏の暑さ対策にもなりますし、耐候性の高い塗料なら塗り替えのサイクルも伸びます。私の経験上、「ちょっといい塗料にしておけば良かった」と後から後悔される方も実際多いです。岐阜は寒暖差も湿度も高い土地ですから、10年後、15年後を見据えた外壁工事をおすすめしています。最初にしっかりやっておけば、その後のメンテナンスもグッと楽になりますよ。