街を歩いていると、ときどき見かける三脚を立てて測定している人たち。
実はあの作業こそ、建物や道路を造るうえで欠かせない「測量」です。
普段の生活ではなかなか目にとまらない仕事ですが、香川県のまちづくりを支える大切な役割を担っています。
今回は、香川で活躍する測量の仕事と、その魅力についてご紹介させていただきますね。

香川の街と自然を支える測量の仕事

香川県は、瀬戸内海に面した美しい地形が特徴の地域です。
平野部から山あい、そして海沿いまで、土地の特徴が多様なため、測量の仕事にも幅広い分野があります。
住宅地や道路の整備、橋や港湾の設計など、どれも測量データがなければ始まりません。

測量士の方々は、現場で風を感じながら、一つひとつのポイントを正確に測っていきます。
香川のように気候が穏やかな地域では、年間を通して屋外作業がしやすく、地域に密着したプロジェクトに関わることも多いそうです。
小さな土地の区画から大規模なインフラまで、測量はまさに「地域の未来を描く第一歩」なんですね。

新しい技術と伝統の手仕事が共存する現場

近年、測量の現場ではドローンや3Dスキャナーなどのデジタル技術が導入されています。
上空から地形を正確に把握したり、地図データを立体的に可視化したりと、効率も精度も飛躍的に向上しています。
とはいえ、現場では今も人の手と経験が欠かせません。地面のわずかな傾きや、機械が拾いきれない細かな感覚は、やはり熟練の技術者にしかわからない部分があります。

私自身、建設現場を訪れたときに、ベテランの測量士さんが若いスタッフに「この角度を感じて覚えるんだ」と話していたのを思い出します。
機械と人の技術がうまくかみ合ってこそ、正確で信頼できる測量ができるのだと実感しました。

香川の未来を描く“測る仕事”の魅力

香川県の測量の仕事は、単なる数値の計測ではありません。
土地を知り、自然を感じ、そこに暮らす人々の未来を形づくる仕事です。
新しい道路ができ、子どもたちが安全に通学できるようになる。そんな変化の裏には、必ず測量の努力があります。

香川で働く測量士たちは、地域の暮らしを守る“見えない支え役”。
彼らの手で描かれるデータが、街の明日をつくっています。
何気ない日常の風景の中にも、実はたくさんの技術と誇りが息づいているのだと思います。