橿原市は奈良県の中央部に位置し、起伏が少なく暮らしやすい地形が特徴です。歴史と文化が息づくこの街には、万葉集にも名が刻まれた大和三山があり、自然と調和した風景が広がります。そんな橿原市で、地域の福祉を支える重要な役割を果たしているのが社会福祉協議会です。高齢者支援や障がい者支援、子育てサポートを中心に、住民の暮らしを支える多彩な活動を展開し、地域全体で支え合う温かな社会づくりの取り組みについて解説しましょう。
橿原市にある社会福祉協議会の取り組み
橿原市社会福祉協議会は、市内の地域住民が安心して暮らせるまちづくりを目指し、多彩な福祉活動を展開しています。高齢者支援を行う地域包括支援センターや、認知症になっても自分らしく生活できるよう支援する認知症総合支援事業など、幅広いサポート体制を整備。生活支援体制整備事業では、住民同士の助け合いを促し、災害ボランティアセンターでは万が一に備えた活動を推進しています。さらに、生活困窮者を支えるフードレスキュー事業や、ホームヘルプサービスも充実しており、誰もが支え合いながら暮らせる地域づくりに取り組んでいるのが特徴です。橿原市の福祉を支える中心的な役割をしています。
社会福祉協議会とはどんな団体?
社会福祉協議会(社協)は、地域住民やボランティア、福祉関係者、行政機関などが協力し合い、福祉のまちづくりを目指す民間団体です。社会福祉法第109条に基づき、地域福祉の推進を目的として活動しており、誰もが安心して暮らせる地域づくりに取り組んでいます。各種福祉サービスの提供やボランティア活動の支援、災害時の支援体制整備など、地域社会の福祉向上に貢献しているのが特徴です。
社会福祉協議会が生まれるまで
社会福祉協議会(社協)は、昭和24年11月、GHQと厚生省(現・厚生労働省)の協議により設立が提案され、その後、厚生省の指導のもとで準備が進められました。昭和25年9月に全国での設立が開始され、先ほど紹介した橿原市社会福祉協議会は昭和35年5月に任意団体として発足。その後、昭和45年3月には社会福祉法人として認可され、正式に福祉活動を展開する体制が整いました。以来、地域福祉の推進に貢献し続けています。