京都は伝統的な建物が多く点在している日本でも屈指の歴史的景観が広がるエリアです。そんな京都でも最新の建設技術を使用した建設工事が府内各所で行われています。今回は、京都の最新建設技術の実例についていくつか紹介しましょう。
京都の最新建設技術とその実例
京都には京都府建設DX推進プラットフォームと呼ばれるプラットフォームがあります。これを活用して建設のICT化を進めることができます。ここではその事例をいくつか消化しましょう。まず、施工をICT化した事例では、通常3人で施工する必要のあった測量や検査を1人でできるようになり、さらに数日かかった日数も数時間で可能になりました。ほかの事例ではマシンガイダンスと呼ばれる機能を搭載した建機を用いることにより、丁張りと呼ばれる木杭や水糸を用いて施工の基準となる仮設物を設置する作業がなくなりました。別の事例では、レーザー光を利用して2つの距離を図る装置を使用して、データを取得する作業をスマホのような端末に対応した装置で簡易的に行う建設工事の事例もあります。これによって専門的な知識がない方でも装置を簡単に扱うことが可能であり、専門スタッフのスケジュールを考慮しなくとも建設工事が進められます。このように京都では様々な事例において最新の建設技術が用いられているのです。
建設工事の基礎知識!現場でよく使う用語
技術が進歩しても使う言葉は変わらないケースも建設業界では多く見られます。まず、スラング的な意味で使われる用語にいちころ仕上げがあります。これは数回にわたって施工する場所を一度で仕上げる工事です。このような言葉は多くあるため、勤務し始めたばかりの頃はやや戸惑うでしょう。
難読文字が多い建設用語
建設用語には読みにくい言葉も多くあります。たとえば、三和土(タタキ)と呼ばれる土やコンクリートで仕上げた土間、沓摺(くつずり)と呼ばれる引き戸の場合の敷居です。金鏝(かなごて)と呼ばれる工具もあります。